荒川自然公園で毎年7月に開催している「ホタル観賞の夕べ」が昨年に続き、中止になると掲示板で告知されていました。
こんなイベントがあったのかと興味が湧いたのでこの催しについて、調べてみましたら、荒川区ホタルを育てる会の方々の自然環境への思いと絶え間ない努力を知ることになりました。
![「ホタル観賞の夕べ」中止の案内が貼られた掲示板](https://i0.wp.com/minowa2.tokyo/wp-content/uploads/2021/06/IMG_4657-1024x880.jpg?resize=640%2C550&ssl=1)
荒川区ホタルを育てる会
「ホタル観賞の夕べ」とは、荒川区ホタルを育てる会が主催する、ホタルを鑑賞するイベントです。開催時間帯は夜ですが、屋外では明るすぎるため、真っ暗にした特設ドームに数千匹のホタルが放たれます。ホタルは光ることでオスとメスが出会いますが、曇り空だと都市の明かりが雲に反射して明るすぎてしまい、ホタルがうまく相手を見つけられなくなってしまうそうです。
荒川区ホタルを育てる会では、ホタルはどこかの業者から仕入れたものではなく(情操教育のために、ホタルの生態や自然環境を無視してホタルを仕入れて放つイベントが行われているのも事実だそうです)、毎年ホタルを交配させ、卵を孵化し、成虫まで育てるという気の遠くなるような活動を行っています。
来年はぜひ開催し、光を放ち飛び交うホタルたちを鑑賞したいものですね。